昨年、瀬戸内海の豊島にオープンした無印良品が提案する地域に根差した宿 "MUJI BASE TESHIMA" の2件目となる宿泊施設 "MUJI BASE TESHIMA Ⅱ" のアート・インテリアのディレクション、コーディネートをイデーが担当しました。
文化や歴史の中で育まれてきた日本の美意識をテーマに、大切に受け継がれてきた日本の古い家具や骨董、ジオ・ポンティやセルジュ・ムイユ、長大作などのモダンデザインの名作、地域性や新たな才能に共感するアーティストや作家の作品を選び、しつらえました。滞在中にお使いいただく器の多くは、瀬戸内を拠点に活動を行う作家の器をセレクトしました。
また、今回 JVC ケンウッドが進めるスピーカーのプロジェクトとして、本施設のリニューアル前の柱や廃家具になるはずだった箪笥の部材で制作したブルートゥーススピーカーを各お部屋に設置。ゆっくりと流れる島の時間を楽しみ、自然と丁寧に向き合う優雅なひと時をお過ごしいただける空間に仕上げました。

協力：伊藤環（器）、仁城逸景（器）、KITA WORKS（家具）、古道具・熊川（家具）、PLYAL（家具）、stoop（家具）、山口一郎（アート）、YUKA SETO（アート）、佐藤伸昭（アート）、稲富淳輔（アート）、JVC ケンウッド（音響）
写真 : 尾原深水

MUJI BASEとは
MUJI BASEは、無印良品が提案する地域に根差したくらしの拠点です。「地域文化の体感基地」をコンセプトに、自然と共生しながら、地域の文化や食材を活かした生活を体験することで、訪れる人々に新たなライフスタイルを提案しています。都市から離れた場所での穏やかな日常を体験し、地域の魅力を再発見するための場所となることを目指しています。

MUJI BASE TESHIMA