東京ニワシドリ日記

Auther's Profile

イデーで働くニワシドリ(家づくりがライフワーク)の日常を綴るブログ。現在IDEE HOUSE PROJECTを担当中。
※ニワシドリ
オーストラリアやニューギニアに生息する鳥。オスは求愛のために魅力ある巣作りにはげむ。

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2009.09.04

演劇からカマキリまで。

演劇からカマキリまで。

先週末は、色々な場所に行きました。
まずは金曜の夜、イデーが運営している丸の内カフェで上演された舞台公演。 タイトルは『三本足の犬』で、久々に会うことになった3人の男のある一夜のお話です。俳優さんの演技の力でいつもはカフェの空間は1人の男の部屋に一変しました。空間を変える力は、デザインだけの特権ではないですね。


そして、土曜日はヨコハマの日ノ出町という町へ。
ストリップ小屋もあれば、動物園もあり、坂道の多い、良い雰囲気の木造住宅のある町でした。



偶然訪れた、のげやまどうぶつ園は、なんと入場無料でしたが、歩道橋やサインを柳宗理さんがデザインしてたり、園内の電車(展示物)でヨコハマ国際映像祭2009の映像作品も流れてたりの、おしゃれ動物園でした。


で、結局、日ノ出町に何をしに行ったかというと、知人の建築家、西田司さん率いるオンデザインパートナーズが手がけた『ヨコハマアパートメント』の内覧会が目的地。
「才能あふれる若いアーティストに、展示と作業、居住の場所を提供したい」というお施主さんの強い意志にオンデザインさんが建築設計で答えた4戸の集合住宅で、木造住宅の多い界隈にとてもマッチし、よく町に開かれた日本的都市住宅でした。まだ、募集中の住戸もあるということなので、興味のある方はぜひオンデザインさんに問い合わせて見て下さい!


その夜は、国際展示場の『グッドデザインエキスポ2009』へ。
プロダクトから都市まであらゆるデザインを羅列した会場は圧巻でしたが、正直あれだけたくさん並ぶと、グッドデザインが当たり前に思えてきて一つ一つのものへの感動はちょっと薄まってしまいました。誰が悪いというわけでもないですけど。
そんな中で、僕が気になったのは真ん中の写真のアイテム。台湾の家電メーカーの豆乳メーカーなるもので、そういう家電があることも知らなかったのに加え、昭和の白物家電を思わせるなんとも言えないグラフィックとフォルムに一瞬心を奪われてしまいました。
帰り道には、夜景をバックに悠然と佇むカマキリに遭遇。写真撮影の後は、颯爽と臨海都市へと羽ばたいていかれました。

そして、日曜日は、木下昌大さん設計の千葉のとても大きな工場の一角にある『渦を巻く研究所/Spirlab』の完成内覧会にお呼ばれしました。
こちらは昨日の住宅とは対照的に、研究所という性質から周囲の施設から隔離されながらも時折垣間見えるリアルな工場群の風景をうまく取り込んだ、重厚だけど非常に浮遊感のある建築でした。残念ながら写真撮影は不可でしたのでお見せできないのが残念です。今年のSDレビューに入選されているのでこちらでご覧になって下さいね。

そんな訳で、あちこち歩き回り、演劇と住宅と動物とグッドデザインと工場に出会えた有意義な夏の週末でした。
♪ 今日の一曲  『Summertime』 (The Zombies)

イデーハウスプロジェクトへのお問い合わせはこちらまで。

About
IDÉ嬰 HOUSE PROJECT とは フランスでは家を買うことを「壁を買う」と表現することがあります。彼らの目線は家の中の間仕切りや、部屋の素材、照明といった住空間に向けられており、部屋の中での暮らし心地に最大の関心が向けられています。どんな居住空間にどのように暮すのか---家とは建築物のことではなく、人々が暮す状況そのものといえるのではないでしょうか。「生活の探求〜日常生活を美意識をもって楽しむこと」を主軸にイデー(理念)のある住まいを考えるのがこのプロジェクトです。