
イデーで働くニワシドリ(家づくりがライフワーク)の日常を綴るブログ。現在IDEE HOUSE PROJECTを担当中。
※ニワシドリ
オーストラリアやニューギニアに生息する鳥。オスは求愛のために魅力ある巣作りにはげむ。
連休を利用して、奥さんの実家へ帰省して参りました。宮城県の”歌うミナト”と書いて歌津という素敵な名前の地域です。行く度に気になっていたのが、神棚に飾ってある和紙で出来たお飾り。
近所の神社で頂く正月飾りで、次の正月まで飾り続けるとのこと。漁師の町なので、おそらく大漁を願って魚が象られてます。『歌津町史』(志津川町と合併し、現在の正式名称は南三陸町)という分厚い本をひっくり返してみると、払川部落という地域では、無形文化財にも指定されているようです。東北にはよく見られるものなのか、岩手県の遠野という町の柳田国男が昔話の研究の為、滞在していたという元旅館(右半分の写真)にも似たものがありました。
こうして見ると、神棚自体がそもそもそうなんですが、儀式や儀礼の為のものというより、完全に生活する空間の一部となっていて、なによりも見た目がとてもかわいいのです。僕が今住んでいる東京でもこんなインテリアがあってもいいのかもと思いました。東京だからこそ。ニューヨークが人種の坩堝で様々な文化がミックスされているように、田舎もんの集まりのTokyoには、それぞれの部屋に故郷の匂いがする、ちょっとした装飾があってもいいのかもしれないですね。
