
イデーで働くニワシドリ(家づくりがライフワーク)の日常を綴るブログ。現在IDEE HOUSE PROJECTを担当中。
※ニワシドリ
オーストラリアやニューギニアに生息する鳥。オスは求愛のために魅力ある巣作りにはげむ。
僕の住むマンションは、築35年のとても古い建物です。外廊下側の窓に付いている面格子のデザインが結構手工芸っぽくて凝っていたり、何故か外から2階の部屋のバルコニーに(玄関にではなくて)直接螺旋階段が付いていたりして、とてもモダンで不思議な建物。極めつけは、写真のように外壁一杯に絡み付く蔦。その蔦がここ2週間くらいで一気に葉が揃い、日を浴びてとてもきれいです。葉が日に日に付いていくその様を見て僕が毎朝感じるのは、優しさとか癒しとかではなく、怖いくらいの”強さ”。最近の建築の潮流のひとつに”弱い建築”とか”負ける建築”みたいな所がありますが、僕のマンションの魅力はまさに、おそらく誰が植えたのでもないであろう植物にいつか飲み込まれてしまいそうな儚さにもあります。建物に植物を取り込む効用って様々だと思いますが、そのひとつは、彼らの「強き美しさ」に触れられることかもしれません。僕の愛すべき緑の巣のご紹介でした。
